第134回大野・勝山地区広域行政事務組合議会定例会の開会に当たり、最近の諸情勢や本組合の主要な事業の取組状況について、申し述べますとともに、提案いたしました各議案の概要についてご説明申し上げます。
はじめに、本定例会から勝山市議会より、森 かよ子議員が、新たに本広域行政事務組合議会議員として選出されました。
森議員におかれましては、本圏域発展のため、ご指導とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
10月27日に、第50回衆議院議員総選挙が執行され、第二次石破内閣が先月11日に組閣されました。今回の組閣において、滝波宏文参議院議員が農林水産副大臣にご就任されましたことを、心からお祝い申し上げるとともに、我が国の農林水産業の振興に手腕を発揮されますことを祈念いたします。
さて、今年も残すところあと一週間となりましたが、この一年を振り返ってみますと、石川県能登地方において、元日に令和6年能登半島地震が発生し、9月には元日の地震から8か月余りしか経過していない中で令和6年奥能登豪雨が発生し、復旧・復興の途上にある被災地を襲った複合災害となって、甚大な被害をもたらしました。 お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた皆様方に心よりお見舞いを申し上げ、被災地の一日も早い復旧・復興を願うものであります。
一方、フランスのパリで開催されたオリンピック・パラリンピックでは、日本選手団が活躍し、日本中に大きな感動と勇気を与えてくれました。本県ゆかりの選手も多く出場しましたが、特に、勝山市出身の山口茜選手は、バドミントン競技女子シングルスに出場し、日本のバドミントン史上、初めてとなるオリンピック
3大会連続ベスト8を達成されました。
また、大野市出身の伊藤竜也選手は、パラリンピック競技大会の陸上男子100m(T52車いす)で8位に入賞されました。
心からお祝いを申し上げますとともに、今後のさらなる活躍を期待申し上げます。
それでは、本広域行政事務組合の主要な事業の取組状況について申し上げます。
最初に、本圏域の重要課題であります「中部縦貫自動車道の整備促進」について申し上げます。
中部縦貫自動車道大野油坂道路の九頭竜・油坂区間において、9月に国土交通省は、(仮称)新子馬巣谷橋の工事難航に伴い、開通時期を「令和8年春」から「工程精査中」へと見直しました。開通時期につきましては、本年度中に示されると伺っております。同区間は15.5キロメートルあり、
他のトンネルや橋梁の工事が鋭意進められております。
今後とも、必要な予算の確保と工事の安全確保を前提に一日も早い全線開通に向けて、関係機関に対し、積極的に要望してまいりますので、議員各位のご支援とご協力をお願い申し上げます。
次に、本圏域の観光関連の状況について申し上げます。
冬の季節に入るまでに、圏域内の各地では、多彩なイベントが開かれ、多くの市民、観光客の方々で賑わい、活気にあふれました。圏域内の主要観光施設への入込客数は、昨年10月の中部縦貫自動車道の九頭竜インターチェンジ開通や、今年3月の北陸新幹線の県内開業効果により、10月末時点で昨年度と比較して、約69万人の増加となっております。
特に、県立恐竜博物館は、10月に通算入館者数が2000年7月の開館から1,400万人を突破し、先月24日には、年度入館者数が初めて100万人を達成したことを記念するセレモニーが開催されるなど、集客の勢いが増しております。
北陸新幹線や中部縦貫自動車道といった高速交通網整備の効果がより高まるよう、関係機関や圏域内の観光事業者などとタイアップしながら、観光人口の増加につなげていく取り組みを行ってまいります。
それでは、本組合の主要な事業についてご説明申し上げます。
はじめに、「ごみ処理の状況」について申し上げます。
ごみ処理施設「ビュークリーンおくえつ」における本年度先月末のごみ処理量は、1万2,099トンで、そのうち、1万342トンを焼却処理し、1,492トンを再資源化しております。
昨年度同期に比べ、ごみ処理量で774トン、再資源化量で62トン減少しております。
最終処分場「エコバレー」においては、雨水排除対策を行いながら、安定した埋立てを行っております。
「ビュークリーンおくえつ」の排出ガス、「エコバレー」の放流水の水質などについては、いずれも自主基準値を下回る良好な状態を維持しており、今後も安定した運転管理を行うとともに、環境保全に万全を期してまいります。
次に、「各施設の整備」について申し上げます。
ごみ処理施設「ビュークリーンおくえつ」は、平成18年7月の稼働開始から17年が経過し、設備の劣化や経年的な機能の低下が予測されるため、令和5年度から3か年掛けて基幹的設備改良工事を行い、施設の安全性・信頼性を向上させ延命化を図るとともに、二酸化炭素排出量削減に取り組んでおります。現在、2基ある焼却設備のうち、2系溶融炉の交換を終え、 順調に運転稼働を開始したところであり、工事は工程どおり進捗しております。
最終処分場「エコバレー」では、埋立容量の変更申請で必要となる生活環境影響調査を、6月に着手いたしました。本年度は各種調査を行い、来年度は調査結果のとりまとめと、環境に与える影響を分析いたします。
次に、「介護認定審査」と「障害者介護給付市町村審査」について申し上げます。
本年度は、先月末までの介護認定審査会における審査人数が1,956人となり、昨年度同期に比べ35人減少いたしました。
また、障害者介護給付市町村審査会においては、審査人数が105人となり6人増加いたしました。
審査会は、タブレット端末を利用し、リモートで開催しており、業務の効率化と会議資料などのペーパーレス化を図っております。また、要介護認定平準化会議を開催し、委員の審査判定の技術向上を図っております。
今後も、国の認定基準に沿った公平・公正かつ適正な審査が行われるよう、審査会の円滑な運営に努めてまいります。
次に、「青少年健全育成」について申し上げます。
奥越青少年愛護センターにおいては、地域における青少年の非行防止や健全育成を図るため、141名の補導委員が、街頭補導による「愛の一声運動」を行っております。
本年度は、先月末時点で171人に声掛けを行いました。
青少年の健全育成と非行防止意識の高揚と啓発を図るため、「青少年健全育成啓発用図画・ポスターコンクール」を実施し、奥越管内小・中学校の児童、生徒から221点の応募がありました。厳正な審査の結果、金賞7点、銀賞16点、銅賞18点を選び表彰を行うとともに、金賞及び銀賞作品を圏域内の公共施設や商業施設において展示いたしました。
今後とも、地域の皆様や関係機関などと連携を図りながら、青少年の健全育成に努めてまいります。
次に、「広域観光の推進」について申し上げます。
本組合は、奥越前観光連盟を中心に、勝山市・大野市と連携し、奥越前の魅力発信と観光誘客を促進しております。
奥越前観光連盟では、昨年度に配布し好評であった奥越前ドライブマップをリニューアル増刷いたしました。今回は、今年3月の北陸新幹線県内開業に合わせ、福井駅や芦原温泉駅からの経路の表示や、食事・お土産の店舗情報の充実などを図っております。
道の駅や福井市観光案内所などの主要な観光施設や観光関係団体、北陸新幹線駅周辺のレンタカー会社への配布のほか、県外の出向宣伝でも配布するなど、ドライブコースとしての奥越前の魅力を伝え、圏域への観光誘客につなげてまいります。
また、新たな取り組みとして、10月12日から今月15日までの間、「魅力発掘大野・勝山スタンプラリー」を実施いたしました。圏域内の観光施設や飲食・お土産店等50か所において獲得したスタンプ数に応じ、奥越の名産品等が当たる取り組みとしており、奥越地域の周遊や滞在時間の増加、まちなかの消費拡大等を図っております。
九頭竜テラル高原推進協議会では、京セラドーム大阪で開催されている関西最大のウィンタースポーツ用品の大規模販売会において、圏域内のスキー場や宿泊事業者等のPRを実施しております。先月16日と17日のオープニングイベントにおいては、スキー場関係者とともに出向宣伝を行い、また来年2月24日までの開催期間中は、常設展示を実施しております。
そのほか、圏域内の小中学生がスキー・スノーボードに親しむ機会を増やすため、圏域内のスキー場で使用できる1日リフト券交換券を、今月、配布いたしました。
今シーズンは雪に恵まれ、圏域内の各スキー場が賑わうことを期待するとともに、より多くの方にスキー・スノーボードを体験していただけるよう、今後も引き続き、中部縦貫自動車道の県内延伸によるアクセス向上の周知と魅力発信を進めてまいります。
それでは、ただ今上程されました各議案の概要についてご説明申し上げます。
予算議案につきましては、一般会計と、ふるさと市町村圏振興事業特別会計の補正予算2件、その他といたしましては、令和5年度一般会計及びふるさと市町村圏振興事業特別会計歳入歳出決算の認定1件について、ご審議をお願いするものであります。
一般会計補正予算の主なものといたしましては、令和5年度の繰越金確定による両市への返還金、人事院勧告に伴う人件費の増額など合計8,468万円を追加し、予算累計額を37億9,132万2千円とするものであります。
各議案の内容につきましては、事務局長が説明いたしますので、慎重にご審議のうえ、妥当なるご決議を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。